2009年8月22〜23日 奥飛騨にいってきました。
今週末は特に予定もないし、家でのんびりも良いけど、この夏中にもう一度
山岳地方の蝶に会いに行こうと奥飛騨方面に出かけることにした。
往路は距離の短縮と渋滞を避けることを選び、愛知を通過するときに一般国道を通ることにした。
伊勢道〜東名阪(弥富IC)〜東海北陸道(尾西IC)〜郡上八幡
(弥富IC〜尾西IC間の下道は空いてはいたが、やはり高速道路の100Km/hに比べれば
その間、倍の時間がかかりトータル時間の短縮にならなかったし余計な高速代が発生した。
郡上八幡ICで下りてすぐの信号で食品サンプルの工房の看板が目に入った。
以前テレビで紹介されていたのを観て一度訪ねてみたいと思っていたところだ。
工房に到着すると観光バスが2台停まっていてどこかの小学生が見学中であった。
入ってすぐに展示されている沢山のリアルな作品に驚かされる。
ちょうど小学生がエビフライのサンプルを製作中であった。(写真の手はスタッフ)
お湯の中に着色された蝋を垂らしてフライの衣を作りエビのサンプルを包んでいた。
これは楽しそうだ。具は野菜なども用意されていて本物そっくりに仕上がっている。
しかし、好き勝手に動き回るガキども(もとい、お子様たち)をまとめるのに先生は大変だ。
まるで園児に呼びかけているようだ。昔、自分たちがゲンコツでドツカレタようなことを
やれば問題になるんだろうなぁ。(モンスターペアレントってのがいるそうだし、、)
「せせらぎ街道」を通って高山に向かう。
高速道路を利用する人が増えたせいか、以前に比べてこの道はよく空いている。
(この道にはまだ有料の区間がある)
途中、条件が良さそうな広い路肩があれば停車したりして蝶が飛んでいないかチェックしていく。
西ウレ峠付近は川幅が狭く まさにせせらぎ街道という雰囲気でとても気持ちが良いところだ。
広い路肩に車を停めて辺りを見渡すとタテハチョウのようなのがヤナギの周りを飛び回っている。
見た感じコムラサキのようである。判定できる写真が撮れるかな?何枚か撮っておこう。
奥のクマザサの上で小さなシジミチョウが飛ぶのが見えたので確認するとゴイシシジミだった。
このチョウも可愛い模様をしていて面白い。伊勢のほうではなかなか見られないチョウだ。
このてのシジミチョウは顔の形がアニメのキャラクターのようでとても可愛い。
ツリフネソウも咲いていた。
車をもう少し先に進める。西ウレ峠を越すと川の流れが逆になり日本海に向かって流れ出す。
この辺りでヤナギに産卵するコムラサキを見ることができた。
ゴイシちゃんも何頭か見かけたが撮影できる位置に来てくれなかった。
腹もへったので蕎麦屋を探して進むと大きな駐車場のある立派な建屋の「清美庵」という店を
見つけたのでそこでざる蕎麦を食べたが、まあまあの味で蕎麦湯もほどよい濃さだ。
(塩をふって食べたのが美味しかったがその食べ方をさせる店は蕎麦に自信があるのだろうか)
高山市街を抜けて平湯温泉方面に向かう。高山の街は相変わらず大勢の観光客で溢れている。
甚五郎ラーメン?だったかの店は長蛇の列であった。(さぞかし美味いのだろう?)
なんだかんだで新穂高ロープウェイに着いたのが午後3時である。
初めて乗ったけど2階建てのゴンドラなんですねー。
みなさん競って2階のほうに乗り込んでいくけど、この場合2階も1階も眺めはそう変わらんでしょう?
山上駅について屋上に上がると周辺のアルプスがよく見えて素晴らしい。とんがった槍ヶ岳も見える。
記念写真を撮っていると施設の係の人?がカメラのシャッターを押してあげましょうと言ってくれた。
お言葉に甘えてカメラを手渡して撮ってもらうと同時にその隣でプロカメラマンが私どもを撮っている。
その写真はすぐに出来上がり記念の額に入れたものが1000円しました〜 買わなしゃーないな(汗)
16時頃にロープウェイで下山、さてもう遅いし泊まるところを探すか、、。
福地温泉には2度泊まったことがあるが、飛び込みでは取れないしそんな贅沢はできない。
(福地温泉の湯元長座はいい宿だったなぁ)
平湯バスターミナルの宿泊案内所に着くとすでに係りの人はいない。
事務所を訪ね、係りの人に無理を言って宿を探してもらったらすぐ側の旅館を紹介してくれたが
当然 夕飯は間に合わないから朝食のみで安く泊まれたのでかえって好都合だった。
温泉に入り、買ってきた飛騨牛の串焼きや飛騨牛コロッケ、地元の餅などを食べながらビールを飲んだ。
翌日、朝食を早く済ませて、女将のご好意で宿に車を残したまま平湯バスターミナルから乗鞍・畳平行きの
バスに乗車した(乗客が多く、早いめに並んだほうが良いかも?)
50分ほどで畳平に到着、なんと気温7度。ヤッケを着ても寒い。手袋も必要だ。
さっそくカヤクグリのお出迎え。
長野県側の斜面を覗きに行く。
遠くのハイマツの上にホシガラスが飛ぶのが見える。
風が吹き抜けて寒くてたまらないので谷間のお花畑に移動してハイマツの陰にライチョウを探すが見つからない。
イワヒバリもいたが立山の個体群のほうが愛想が良かった感じがする。
コマクサがまだ沢山咲いていたのが嬉しい。
12時に下山して、途中で店の名前を忘れたが美味い蕎麦を食べてまた「せせらぎ街道」を戻った。
今度は東海環状を大回りして帰ったが、結局このほうが所要時間が短くて済んだ。
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