2010年4月29日〜5月2日の4日間、去年と同じ三重蝶友会メンバー5名で石垣島〜西表島を探検してきました。
今回も三重蝶友会のNさんが飛行機の手配から現地での移動・宿泊まですべて準備してくれました。
(Nさんの段取りと、現地でのMさんの詳しい案内に感謝!)
津なぎさまち − セントレア − 那覇 − 石垣島
飛び立って間もなく、窓の下に潮岬が見える。
1日目:午後に那覇空港着、飛行機を乗り継いで石垣島に到着。
宿に荷物を置いてバンナ公園方面に向かう。
島の亜種であるオサハシブトガラス、リュウキュウキジバト、イシガキヒヨドリを見かけるが、
この先、嫌というほど見なければならないことが判らず、車を停めて撮影したりした。
バンナ公園に着き、園内の道路沿いにいるチョウを撮影する。
キミスジ
初めて見た日本一小さなセミ、イワサキクサゼミ
遠くにズアカアオバトを見つけて写真を撮ったが、これも後日、島中で見ることになる。
公園内のハス池の木道にリュウキュウアカショウビンがいて、テラピアを狙っている。
これも後で沢山見ることになるが、平地の電線にとまっていたりするので拍子抜けしてしまう。
野生化したインド孔雀も公園内で多く見られた。
森の中を散策すると、樹の上で大きな動くものが、、
3頭のヤエヤマオオコウモリが樹の実を食べている。飛んだ!
林道にはマサキウラナミジャノメが見られた。
2日目:オプションツアーの高速船で島巡りである。
(石垣島→西表島→由布島→小浜島→竹富島→石垣島)
西表島では仲間川を遡り、マングローブ林を見学する。
その日の一番乗りだったので、他の船による波も立っていない。
ナンヨウショウビンが居たら嬉しかったのだが、現れず残念。
巨大な板根を形成するサキシマスオウの巨木。板根の高さは人の背丈より高い。
ツアーのバスからカンムリワシ、ムラサキサギを見つけるが、うまく撮影出来なかった。
由布島に渡るところに到着。水牛が引く車に乗り、のんびりと海を渡るのである。
浅い砂地を行くのだが、砂の下は固い珊瑚らしく、水牛の足がめり込むことはない。
渡っていく途中、海の真ん中に停止して牛糞をボトボトボト〜♪
由布島では水牛も池でのんびり。水牛の家系図です。
どの島もチョウが多く、小浜島では初めてキンバトを見て感激したが、撮影には及ばず残念。
目まぐるしいが、内容の濃い島巡りであった。
アオタテハモドキ
タテハモドキ
シロオビアゲハ
3日目:Mさんの案内で石垣島をレンタカーで周る。
石垣島をほぼ一周しながら野鳥や蝶を観察する。
水田や湿地にさしかかるとセイタカシギ、アオアシシギの姿が見られ、
ムラサキサギ、アカガシラサギも確認できた。
カンムリワシも電柱に時々見られ、なんとか樹にとまっているのも撮れた。
道路脇ではシロハラクイナがよく見られたが、芝生地に居たのが撮れた。
蝶が乱舞するポイントを巡ってもらった。
ツマムラサキマダラ
スジグロカバマダラ
ベニモンアゲハ
リュウキュウアサギマダラ
ツマベニチョウ
カバマダラ
クロセセリ
カラスアゲハとクロマダラソテツシジミ
蝶を撮影していると、上空から2羽のカンムリワシの声が聞こえてきた。
電柱にとまっている姿とは違い、勇壮な印象を受ける。
Nさんが、アオカナヘビを見つけてくれた。緑色なのが面白い。
いったん宿に戻るときに河口に立ち寄るとクロサギとキアシシギが見られた。
クロサギの白色型も見られて幸運だった。
夕刻、Mさんの案内でヤエヤマホタルの観察に出向く。
さすがはMさん、ホタルが多いと案内してもらったポイントに到着するやいなや
次々と見物客が訪れる。写真に撮ってみたが何とか光跡が写っている。
この道中、ズグロミゾゴイを見つけ、ポイントに着いてからリュウキュウコノハズクも確認できた。
4日目:ときどき雨模様、雨なら野鳥観察中心。またまた石垣島を周る。
バンナ公園に雨の日に見られる野鳥を探しに行く。
路肩に茶色のクイナが見えた。よく見るとお腹が縞模様のオオクイナである。
写真には撮れなかったが、これは諦めていたので見られてラッキーだった。
今回のツアーで、ライフリストを10種増やすことが出来た。
蝶の数も多く、クロマダラソテツシジミが牧草地のソテツ付近の
路面におびただしい数がとまっていてソテツの食害がよく解る。
さとうきびの収穫機を初めて見た。(デカイ!)
このような、島ならではの風景や生活用具を見るのは興味深い。
観察出来た野鳥は、49種類
ズグロミゾゴイ・ゴイサギ・アカガシラサギ・アマサギ・ダイサギ
チュウサギ・コサギ・クロサギ(黒白)・アオサギ・ムラサキサギ
カルガモ・ミサゴ・ハイタカ・カンムリワシ・オオクイナ・シロハラクイナ
バン・シロチドリ・メダイチドリ・アオアシシギ・キアシシギ・イソシギ
チュウシャクシギ・セイタカシギ・リュウキュウキジバト・キンバト
チュウダイズアカアオバト・リュウキュウコノハズク・アマツバメ
リュウキュウアカショウビン・カワセミ・リュウキュウツバメ・キセキレイ
リュウキュウサンショウクイ・シロガシラ・イシガキヒヨドリ・シマアカモズ
イソヒヨドリ・セッカ・イシガキシジュウカラ・リュウキュウメジロ・スズメ
オサハシブトガラス・ドバト・インドクジャク・コウライキジ・アジサシSP
リュウキュウサンコウチョウ(声)・リュウキュウアオバズク(声)
観察出来た蝶は、35種類
カバマダラ・スジグロカバマダラ・リュウキュウアサギマダラ
アサギマダラ・ツマムラサキマダラ・リュウキュウムラサキ
オオゴマダラ・ベニモンアゲハ・シロオビアゲハ・カラスアゲハ
ジャコウアゲハ・アオスジアゲハ・ミカドアゲハ・クロアゲハ
ナミアゲハ・キチョウ・モンシロチョウ・ナミエシロチョウ
ツマベニチョウ・ヒメウラナミシジミ・クロマダラソテツシジミ
イシガケチョウ・スミナガシ・ルリタテハ・ヤエヤマイチモンジ
キミスジ・ヤエヤマウラナミジャノメ・リュウキュウヒメジャノメ
マサキウラナミジャノメ・クロセセリ・ツマグロヒョウモン
タテハモドキ・アオタテハモドキ・リュウキュウミスジ・アオバセセリ(幼虫)
(まだ漏れているのがあると思いますが、、)
動物標識も追加できました。
今回のGPSデータの一部です。
戻る